元銀座のママと元小学校教師がPTA会長になって、ブラックPTAの改革に挑んでみた。

ブラックPTA改革に挑み、旧役員とママカーストと戦った元銀座のママと元小学校教師の記録です。

PTAは893?

ここで、学校側がPTAを本音ではどう見ているのか?

元小学校教師の目線から

少し書いておきたいと思います。

 

まず、多くの保護者が勘違いしているのは

PTAは学校組織の一部ではなく

あくまでも外部の協力団体です。

 

そして、学校とPTAの関係は

企業とヤクザの関係に似ています。

 

教師はただの地方公務員であり

実は親や祖父母も教員という

世間知らずなお坊ちゃま&お嬢さまが非常に多いです。

 

そんな人間が

百戦錬磨のモンペに勝てるはずもありません。

 

そこで、地域の重鎮たちが仕切るPTAに

さまざまなトラブルを解決してもらっていたのです。

 

なので、「校長先生にPTA退会を申し出たら、拒否された」と聞きますが

 

実質的な力関係はPTA会長の方が上で

学校の言う事を聞く、まともな保護者には校長が対応し

それ以外のモンペをPTAが管理するのが一般的だったのです。

 

しかし、それも過去の話。

人口流動と地方の弱体化により

重鎮と呼ばれる人も高齢化し

地域の自警団としての力は落ちて

モンペが学校に押し寄せる一方

 

PTAの古いシステムだけが残り

そして、ついにはモンペがPTAを支配し

集団心理を利用して、まともな親をこき使う

ブラックPTAが完成したのです。

バッシングは突然に

本部役員8人中

ワーキングママ4名 + シンママ1名 + 元ヤン1名 +  パパ1名 + 乳児連れ1名

全員初役員。異例ずくめのPTA執行部の誕生です。

 

PTA会長(元銀座のママ)と私には共通した目標がありました。

その当時、菊池桃子さんの発言で注目を集めていた

「PTAの任意周知(入退会の自由)」です。

 

しかし、現状のPTAシステムは

部による仕事量の差が大きく、楽な役職をみんなが奪い合い

キツイ役職をくじ引きでなすりつける…

役員決めの懇談会は、まさに地獄絵図となっていました。

 

現状のまま、入退会の整備を行えば

大量の退会者が出て、PTAが存続できなくなるかも知れない。

そこで考えたのが「選ばれるPTAとなるシステムを作る」ことです。

 

そこから改編案作成の始まりました。

毎週末、有志が集まり現状の仕事を洗い出し

他校のPTAのシステムなどを参考に

理想のPTAづくりがスタートしました。

 

苦心の末、大枠が決まり

改編案の概要資料を保護者に配布する日が来ました。

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このシステムが運用できれば、格差が無くなり

ワーキングママやあらゆる人が活動しやすくなる。

みんなのために!と作った改編案に返ってきた反応は意外なものでした。

 

「だれの許可を得て、こんなこと決めてんだ!」

 

楽な役職を死守したい保護者と、自分たちの過去を否定されたと考えた

旧役員による猛烈なバッシングがはじまったのです。

 

 

 

七人の敵がいる (集英社文庫)

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PTA会長になっちゃった!

私にとってPTAは面倒で、絶対に関わりたくない集団でした。

「PTAは伏魔殿」

多くの教師がそうであるように、自分が小学校で教師をしている時も

絶対に関わってはいけない集団と言われていました。

 

しかし、神様のいたずらで1年生の元銀座のママがPTA会長となり

私も本部役員として関わることになってしまったのです。

 

このブログは、こんな凸凹な二人を中心に

入退会の自由と負担軽減の改革を進めた結果。

既得権益を巡って、旧役員やママカーストの大バッシングに合い

学校に裏切られ、解任要求されPTAを退会するまでの記録です。