サイレント・マジョリティ その罪と罰
先日話題になった
電通の先輩が、
— はあちゅう (@ha_chu) 2017年1月30日
「CMは偏差値40の人にも理解できるものじゃなきゃダメ。この会社にいる時点で普通ではないと自覚しろ。世間にはおそるべき量のおそるべきバカがいる。そしてそれが日本の『普通の人』だ」
って言ってたの、一番役に立ってる教えの一つだ。
ですが、これはある意味、真実だと思っています。
偏差値とは学歴のことではなく
識字率や読解力において、義務教育の水準に達していない大人が
実は日本には沢山います。
アメリカやイギリスで起こっている
「post-truth(脱・事実)」(嘘の情報に民衆が扇動される)現象も
この偏差値40の読むことや考える事を放棄した
いわゆる「普通の人」が扇動されていて
それは日本にとっても、決して対岸の火事ではなかったのです。
ボスクレーマーXのターゲットにされた日から
毎日怒涛のデマ攻撃が始まりました。
「PTAを潰そうとしている」
(←潰すつもりなら、時間かけて改編案作らない…)
「教職員は全員反対している」
(←学校は完全中立を宣言している)
「会長だけが楽をしようとしている」
(←会長職だけが仕事減っていない)
「役員や会員の仕事と大変になる」
(←負担軽減って書いてるじゃん…)
「PTAを私物化している」
(←こんなブラックな私物いらん)
「学校に渡すべきPTA会費を勝手に使っている」
(←PTAの会計報告毎年出してるんですけど…)
などなど
よくここまで思い付けるものだと感心するくらいのデマを
毎日長文メールで流し続けたのです。
資料を読んで、冷静に5秒考えれば解かる
こんなデマなど誰も信じない。
そう考えていました。
しかし、予想は大きく覆されます。
多くの保護者は資料を全く読んでおらず
Xの支離滅裂なメールの最初3行だけ読み
「たくさん書いてあるから、きっと本当なのだろう」
とMのデマを信じ始める人が出てきてしまったのです。
それが更なる不安を煽り
「普通の人々」がどんどん扇動されていきました。
1人のデマで
不安を煽られ、考えることを止めた人が
どんどん扇動されていき、止められない流れになる。
そして多くの保護者は
サイレント・マジョリティと化し
「誰かがどうにかしてくれる」
と議決することすら放棄し、棄権という思考停止に逃げ込み
結果的には、半数以上の世帯が棄権という状況になりました。
これが日本の現実なのだと、まざまざと見せつけられた瞬間でした。