元銀座のママと元小学校教師がPTA会長になって、ブラックPTAの改革に挑んでみた。

ブラックPTA改革に挑み、旧役員とママカーストと戦った元銀座のママと元小学校教師の記録です。

任意周知の向こう側

PTAの任意周知(入退会の自由)を考えるとき

まず懸念されるのが

「任意周知すれば、大量に退会者が出てしまう」

ことです。

 

私たちが目指した

①入会手続きの整備(任意周知)

②会費の現金回収(学校集金の廃止)

③組織改革(役員間の格差是正

は臨時総会で、②のみ可決され

①と③は否決されました。

blackpta.hatenablog.com

 

しかし、PTAが任意団体であることに

変わりはありません。

 

そこで私たちは最後の賭けにでます。

臨時総会の結果を知らせる手紙に

以下の文章を添えて配布しました。

 

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本当に入退会を周知すれば

退会者が多数発生するのか?

 

1週間経った結果は

 

 

 

ゼロです。

 

 

 

はい。0です(笑)

 

あんなにPTAに文句を言っていたのに、

実際に退会の手続きを申し込んで来た人は0だったのです。

 

正直に言うと、私はこの結果を予想していました。

今回の改革で、いまの多くの日本人が

「文句は言うが、行動する勇気が無い」

という現実をイヤと言うほど見ていたからです。

 

退会の問合せも個人的にはあったものの

「退会したいが、他の人にバレたくない」という

非常に消極的なものでした。

 

その「いいとこどり」の態度は

「ずるい」と言う理由で反対した人たちと

同じくらい無責任に見えます。

 

「いじめが怖い」という理由も

「学校でいじめがある事実を容認している」と同じです。

 

PTAに入っていないという理由で

子どもにいじめを指示する親は

PTAじゃなくても

「DSを持っていないから」「中学受験をしないから」

など自分の都合でいじめることでしょう。

 

私は娘に、そんな人と友達になって欲しいとは思いませんし

そんな人が中心となる集団にも属して欲しくありません。

どんな理由であれ、いじめが発生した時点で

然るべき対応(警察を含む)を取ります。

 

結論から言うと

日本はまだまだムラ社会で、内部圧力に対応できる

個の力を持った人は少数だという事です。

 

集団の中から抜けて、リスクと向き合い自由を手に入れるか?

集団の中で、一生文句を言いながら生き続けるか?

 

選択するのはアナタ自身です。