それぞれのPTA
以前も書きましたが
公立の小学校というのは
いわば地域社会の縮図です。
良い人もいれば悪い人もいます。
健康な人もいれば、病んでいる人もいます。
現在の強制加入のPTAは
子どもを人質にして
この多様な人々に
単一のルールを押し付けている状態です。
それは子供のためでも、学校のためでもなく
「組織存続」のためです。
この多様な現代社会で
すべての人に賛成してもらえるシステムを作ることは
不可能であり、それを強制すれば「独裁」となるでしょう。
しかも、今の社会は「多数意見=正義」だと思われています。
また、正しい情報より刺激的な情報の方が拡散されます。
【フェイクニュースを考える】ことし1月、ある出来事が事実とは異なるニュースとしてネット上で出回り、その拡散力に既存メディアが飲み込まれる事態が起きました。いったん拡散が始まると、その流れを食い止めるのは難しいのか。現場からの報告です。https://t.co/NJSxR1h4oH
— NHKニュース (@nhk_news) 2017年2月8日
この改革で私は
「これらかは個の判断力が重要となる」
と強く感じました。
反対意見の無い世界などありません。
どんなに正しい意見であっても、反対意見は出てきます。
それが正常な民主主義です。
ただ、反対意見と誹謗中傷は全く別物です。
この線引きが日本人は苦手な気がします。
意見が違う人=敵ではありません。
何が言いたいかというと
「100人保護者がいれば、100通りのPTAが存在していい」
という事です。
現在のPTAで問題なのは「強制」である事だけです。
それは、心情やシステムの問題でなく
「法」の問題です。
違法状態の組織で、保護者が互いをなじり合う姿を
子どもたちに見せたいですか?
もっと肩の力を抜いて、組織ではなく個人の目線で
PTAを考えてみませんか?