元銀座のママと元小学校教師がPTA会長になって、ブラックPTAの改革に挑んでみた。

ブラックPTA改革に挑み、旧役員とママカーストと戦った元銀座のママと元小学校教師の記録です。

それぞれのPTA

以前も書きましたが

公立の小学校というのは

いわば地域社会の縮図です。

 

良い人もいれば悪い人もいます。

健康な人もいれば、病んでいる人もいます。

 

現在の強制加入のPTAは

子どもを人質にして

この多様な人々に

単一のルールを押し付けている状態です。

 

それは子供のためでも、学校のためでもなく

「組織存続」のためです。

 

この多様な現代社会で

すべての人に賛成してもらえるシステムを作ることは

不可能であり、それを強制すれば「独裁」となるでしょう。

 

しかも、今の社会は「多数意見=正義」だと思われています。

また、正しい情報より刺激的な情報の方が拡散されます。

 

この改革で私は

「これらかは個の判断力が重要となる」

と強く感じました。

 

反対意見の無い世界などありません。

どんなに正しい意見であっても、反対意見は出てきます。

それが正常な民主主義です。

 

ただ、反対意見と誹謗中傷は全く別物です。

この線引きが日本人は苦手な気がします。

意見が違う人=敵ではありません。

 

何が言いたいかというと

「100人保護者がいれば、100通りのPTAが存在していい」

という事です。

現在のPTAで問題なのは「強制」である事だけです。

それは、心情やシステムの問題でなく

「法」の問題です。

 

違法状態の組織で、保護者が互いをなじり合う姿を

子どもたちに見せたいですか?

 

もっと肩の力を抜いて、組織ではなく個人の目線で

PTAを考えてみませんか?

 

 

 

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