元銀座のママと元小学校教師がPTA会長になって、ブラックPTAの改革に挑んでみた。

ブラックPTA改革に挑み、旧役員とママカーストと戦った元銀座のママと元小学校教師の記録です。

一票の責任とPTA

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私は教える仕事に就いて、トータル10年近くになります。

今は20-70代の方を相手に教えていますが

時々「先生!オレ授業中に隠れて寝る名人だったんだよね!」と

いたずらっぽくお話しされる方がいます。

 

多くの方が勘違いしているのですが

実は、先生は気が付いていないのではなく

殆どの場合、気が付いているけど放置しているだけです。

 

教壇に立てば、だいたい誰が何をしているかは把握できます。

教科書の陰に隠れても、ページをめくるタイミングや

筆記のスピード、目線で授業に参加しているかどうかは一目瞭然です。

 

私も100人ぐらいの規模であれば、

個々人が何をしているかは把握できます。

 

 

PTA改革案が否決されて、私がPTAを退会した後

反対運動に協力し、説明会でも威圧的な態度を取っていた保護者が

何事も無かったように笑顔で接する姿を見て

心底恐ろしくなりました。

 

きっと、彼女たちは自分が集団の一部で

自分個人など認識されていないと考えているのでしょう。

しかし、私は臨時総会で私の改革案の説明を

敵意の目で見つめていた100人近い保護者の

一人ひとりの顔を

一生忘れることはありません。

 

よく、『いじめ』でいじめた方は加害者の意識が全くない

という話を聞きますが、きっと同じ意識なのだと思います。

 

自分の思い通りに改革案が否決されたので

もう全ては過去のこと。

笑顔で話し掛けられれば、NOとは言えない。

 

そんな嘘で塗られた無責任な笑顔で

学校は溢れていました。

 

しかし、彼らのした事を

私は死ぬまで忘れるつもりはありません。

 

あの改革案を否決したのは

集団ではなく、一人ひとりの一票だということ。

その一票を投じた重みと責任を

彼らが知る日は来るのでしょうか?