元銀座のママと元小学校教師がPTA会長になって、ブラックPTAの改革に挑んでみた。

ブラックPTA改革に挑み、旧役員とママカーストと戦った元銀座のママと元小学校教師の記録です。

いま私にできること

私は、無宗教無党派

典型的なイマドキ人間です。

 

PTAに関わるまで、政治についても

そこまで関心はありませんでした。

 

しかし、自分がPTAに関わってみて

民主主義の脆(もろ)さと尊さを実感しました。

 

様々な立場の人の事を考えて

寝食を削って資料を準備し、民主的な方法で実行しても

誰かの小さな嘘で簡単に壊されてしまう。

 

そんな経験をして

一時期は民主主義を呪いたくなる時期もありました。

 

「反対意見など無視して、強行できたらどんなに楽だろう。」

 

周囲の意見など聞かず、自分の意見だけで実行できれば

面倒な会議も、膨大な資料が必要な説明会も

寒い体育館で、気の遠くなる数のパイプ椅子を並べ片付ける手間も

休みを潰して議決を集計する時間も

すべて不要となるのです。

 

実際、旧役員からは

「どうせ、みんなPTAに無関心なのだから、議決なんて取る必要ない。」

と言われました。

 

それでも、私たちは敢えて議決にこだわりました。

それは、民主主義を信じていたからです。

 

でも、悪質なデマによる扇動と

過半数近い棄権で

私たちの改革は終わりました。

 

結局、PTAの運営状況は今まで以上に悪化し

現在のPTAの状態は最悪だそうです。

 

しかし、私は彼らに同情はできません。

なぜなら彼らには選択のチャンスがあったからです。

 

すべての保護者に資料を配布し

すべての保護者に議決書を配布しました。

 

でも

彼らは配られた資料を読まずに、デマを信じました。

賛否を決めることなく、棄権しました。

 

だから、私は同情はしません。

 

いまの私が言えることは

自分の未来は自分でしか決められない

という事です。

 

選挙に行くのも、放棄するのも自由です。

でも、ご自分の未来は

自分が選択した行動の先にしか存在せず

その責任を自分が負う事だけは確かです。

 

「なんで選挙するの?なんで投票に行かないの?」

子どもに聞かれたら、アナタはどう答えますか?