元銀座のママと元小学校教師がPTA会長になって、ブラックPTAの改革に挑んでみた。

ブラックPTA改革に挑み、旧役員とママカーストと戦った元銀座のママと元小学校教師の記録です。

カオナシな人々とPTA

こんなニュースをご存知でしょうか?

 


複数の弁護士に対して、明確な根拠もないまま懲戒請求を送り

逆に業務妨害で訴えられるという事件です。

 

私が注目したのは、実際に懲戒請求を送った人の多くが

あるブログに扇動され、感情の赴くまま「懲戒請求」とは何かも

判らない状態で行動してしまった事です。

そして、それは若者ではなく

40代以上の分別のある大人だったという事です。

 

結局、ブログの主本人は「懲戒請求」をしておらず

「個人情報は漏れない」と書いていたのに

実際は個人情報はすべて弁護士に渡っており

ブログに扇動された人は、人柱として利用されました。

 

なぜ、私がこの事件に注目したのか?

それは以前、PTA会長に解任要求を出した人たちと酷似していたからです。

 

PTA改革案の採決を取る総会の前、

ボスクレーマー団体Zを中心に

PTA会長(元銀座のママ)の解任を要求する署名活動が行われました。

 

その要求自体は、退けられたのですが

その後、署名をした人に

「退任するなら、この署名をした人に次期役員をして欲しい」と提案しました。

 

すると、署名をした多くの保護者が

「そんなつもりでは無かった…」

「署名の内容をわからずに書いてしまった…」

と責任逃れに終始しました。

みんな、成人した立派な大人です。

 

そして、署名活動に率先して参加し

自ら校門の前に立ち署名を集めていた

ボスクレーマーの名前は、その署名にはありませんでした。

 

そう、先ほどの事件と全く同じように

威勢のいい事を言って、扇動しただけで自分は責任を取らず

結局は他人を利用していただけだったのです。

 

ただ、私は扇動された人たちに同情はしません。

なぜなら、彼らは立派な大人で

自分で考えて、行動した結果だからです。

 

この主語のない人たちを、私は「カオナシ」のようだと感じています。

matome.naver.jp 宮崎駿曰く、「カオナシは誰の心にも存在する。」
カオナシは現実世界でも油屋の世界でも居場所のない不安定な存在

 

だから、自分の居場所(&自分を必要としてくれる人)を求めて、さまよい歩いていたわけです。「あ、この人なら、そばにいてくれるかも知れない(≒自分の居場所が見つかるかも知れない)」だからこそ、千尋に優しくして、気を引こうとした


カオナシがカネをバラ撒いたりして他者の気を引いていることからも、それがうかがえます。「自分の居場所を得るため」に、彼(?)は、そういう即物的なやり方しか
知らなかったのでしょうね。

 

しかし、そんなやり方で得た「居場所」は、所詮かりそめのものでしかなく、真の安住の場所たり得ないし、【そんなやり方でさえ、】本命の千尋からは拒否されてしまったわけです。だから怒り狂ったと。』

 

 

以前も書きましたが、帰属欲求のバケモノになってしまった人たちが

居場所を探して、安直な扇動に引っ掛かってしまう…


日本は島国で、農耕民族です。

そのムラ根性がDNAにあることは否めません。

 

ただ、集団に帰属することを追い続ける限り

おそらくブラックPTAから抜け出せることはないでしょう。

 

正直、それが幸せな人もいると思います。

しかし、重要なのは「選択の自由」です。

 

集団に残るか?自立した人生を歩むか?

あなたの主語は何ですか?