元銀座のママと元小学校教師がPTA会長になって、ブラックPTAの改革に挑んでみた。

ブラックPTA改革に挑み、旧役員とママカーストと戦った元銀座のママと元小学校教師の記録です。

リテラシーとPTA

※今回は政治の話ではなく、メディアリテラシーの話です。

 

お久しぶりです。

 Twitterでフォローさせていただいている堀さんから情報をいただき

こんなセミナーに参加してきました。

 

講師
 瀬尾 傑(スペシャルゲスト):「スマートニュース メディア研究所」所長
 下村健一白鴎大学客員教授
 小川 一:毎日新聞社取締役
 堀  潤:ジャーナリスト/NPO法人8bitNews代表

内容 

第一部「ニュースの受け取り方講座:情報に踊らされないための《4つのハテナ》」

第二部「情報を見極める嗅覚を言葉で表現する」

 

情報との付き合い方は、現代社会にとって永遠のテーマです。

私自身もPTA改革に取り組んでいる間

様々なデマを流されました。

blackpta.hatenablog.com

 

講座の内容を要約すると

「客観的に」「冷静に」「多面的に」情報と付き合う

という物で、それを実例を踏まえて

非常にわかりやすくお話ししていただきました。

 

講師の方々の意見には圧倒的に同意するのですが

正直な私の感想は?というと

 

「そんなに考えて、情報に接してくれる保護者は皆無です…」

 

PTA改革中、資料を3行以上読まない保護者の多さに愕然としました。

blackpta.hatenablog.com

今回の参加者のような「意識高い系」は

PTA社会では少数です。

圧倒的多数を占める「考えない人々」に

どう考えてもらうか?は本当に難しい問題です。

 

手っ取り早いのは、損得や金と絡めて考えてもらう事なのですが

それでは応用が利かず、自分に利益のないものは一切考えなくなってしまいます。

 

また、今回は中学二年生を想定した内容だったのですが

実際に現場で動いていた人間としては

 

「結局、親を動かせないと子供も動けない…」

 

反抗期前の子供にとって、いちばん信頼できる情報源は「親」です。

学校で教師や外部講師が、どんなに声高に理想を叫んでも

家庭で全否定されれば、かえって学校や社会への不信感を増幅させかねません。

 

「全部疑う」は「全部信じる」と同じ態度

メディアリテラシーとは「多様性」

 

今回の講座で、とくに響いた言葉です。

でも、私がPTAの現場で会った多くの保護者は

「考えたくない」「全部信じたい」「責任を負いたくない」人々です。

 

スマホに話しかけるだけで、簡単に情報が入手できる現代では

「自分で考える」という行為自体が衰退してきている気がします。

blackpta.hatenablog.com

 

意識高い系だけでなく、この『考えない人々』にどうアプローチしていくか?

「考える」という行為をどう日常に溶け込ませるか?

 

メディアだけでなく、すべての社会生活に通じるテーマなのかも知れません。

 

窓をひろげて考えよう

窓をひろげて考えよう

 

 

10代からの情報キャッチボール入門――使えるメディア・リテラシー

10代からの情報キャッチボール入門――使えるメディア・リテラシー

 

 

 

想像力のスイッチを入れよう (世の中への扉)

想像力のスイッチを入れよう (世の中への扉)