元銀座のママと元小学校教師がPTA会長になって、ブラックPTAの改革に挑んでみた。

ブラックPTA改革に挑み、旧役員とママカーストと戦った元銀座のママと元小学校教師の記録です。

変わったこと。変わらないこと。

PTAを退会してから3年目の春です。

変わったこと。変わらないこと。色々ありました。

 

まず、個人情報の管理について規約が追加され

学校から情報提供を受けるのではなく

PTAが作成することになりました。

個人情報保護法の観点で見れば

当たり前の話なのですが、大きな一歩だと思います。

 

しかし一方で、相変わらず入退会に関する名言はなく

役員を辞退するためには公開処刑(できない理由を開示)される

などの悪習は残ったままです。

 

今日、学級懇談会に校長先生や担任の話を聴きに行ったのですが

改めて気が付いた事があります。

 

PTAを変えるのは、世の中を変えるくらいの力が必要なのかも知れない

という事です。

 

開始時間を過ぎても、半分も着席せず

校長先生の話の最中も、平気な顔でおしゃべりする(ひそひそではない)

など、基本的な生活習慣が整っていない大人が

今の日本にはたくさん存在します。

 

家庭状況と生活習慣は密接に関係しています。

生活や仕事の過度な負担、経済状況など

大人が安定しないと、当然子供も安定しません。

問題行動を起こしてしまう子供の大半は

家庭でトラブルを抱えています。

 

もちろん、トラブルのない家庭などありません。

しかし、母親たちの満たされない気持ちが

PTAのゆがみの元凶な気がしてならないのです。

 

PTAを正常化させるには、国レベルでトップダウンで大枠を変えるか

社会的弱者をサポートし、親達の心のゆがみを解すしか

ないのではないか?

 

PTAと距離をとるようになったいま、そんな風に感じています。