元銀座のママと元小学校教師がPTA会長になって、ブラックPTAの改革に挑んでみた。

ブラックPTA改革に挑み、旧役員とママカーストと戦った元銀座のママと元小学校教師の記録です。

鉄の女(自称 石原さとみ似w)

今回の怒涛のPTA改革は

すべて一人の女性から始まりました。

 

底抜けに明るくお人好し

強靭な精神と深い優しさを持った

(自称)石原さとみ似wの

元銀座のママである会長です。

 

通常、会長職は前年度の執行部などから

事前に選出しているため

多くのPTAでは選挙すらありません。

 

しかし、昨年度の執行部は

前会長がかなりのワンマンだった事もあり

次期会長が決まらないどころか

執行部の人間も一人も残らないという

異常事態のまま、新年度を迎えることになりました。

 

そんな時、手を挙げたのが

今年入学したばかりの、1年生ママであり

元銀座のママでもある現会長です。

 

「漁夫の利」的な超スーパープレイ(?)で

彼女は会長職に就きます。

 

そして、就任当初から

「任意周知(入退会の自由)」と「PTA改編」を目標に掲げ

行動を開始します。

 

会長職を行う為に、仕事すら手放します。

 

しかし当初、賛同者はほとんどいませんでした。

「1年我慢すれば終わるんだし、余計な事したくない」

 

消極的な役員たちに、それでも彼女は説得を続けます。

「いま変えなければ、今後も苦しむ人が増えるだけ」

多少の承認欲求はあったかも知れません。

でも彼女の覚悟は本気でした。

 

改革を相談されたとき

私は彼女にこう尋ねました。

「改革とは過去を否定することになる。

この短期間に、これだけの改革を

会長1年生のアナタがすれば

相当なバッシングは避けられない。

友人だけでなく、いろいろ失うかも知れない。

それでも本当にPTA改革やりたいの?」

 

彼女の答えは「YES」でした。

 

その後、通常の人であれば

自殺すら考えるほどの猛烈バッシングに

彼女は晒されます。

 

しかし、銀座仕込み(?)の強靭な精神力と

驚異的な行動力で、彼女は改革を進めて行きます。

 

すべてを犠牲にして、改革に取り組む彼女に

「なぜ、ここまでして改革したいの?」と聞くと

しばらく考えて彼女は

「…たぶん『人間好き』なんだと思う」と答えました。

 

そんな彼女だからこそ

私もここまで手を貸したのです。

結果は思うようには行きませんでしたが

自分の決断は間違っていなかった

今でも心から思っています。