盗人猛々(たけだけ)しい
【窃盗(せっとう)】とは、窃かに盗むこと、あるいは単に盗むことをいう。
また、日本法においては、正しくは「他人の財物を窃取すること」をいう。
出典:ウィキペディア
現代社会において、個人情報は【財産】のひとつです。
しかし、残念ながら一部学校にはその意識がありません。
今日、学校通信にこのような文章が記載されていました。
私は目を疑いました。
学校が堂々と「個人情報を第三者に渡した」と宣言し
「承諾しないのであれば、連絡しろ」というのです。
常識的な話ですが、一度流出した情報は決して回収はできません。
つまり、学校は「情報を流出させた」うえで
承諾を取るという、本末転倒も甚だしい文章を配布したのです。
実は、つい先日こんな事件が近所でありました。
全児童の名簿紛失という、一般企業であれば解雇レベルの不祥事です。
実際、ジャパネットたかたでは、個人情報を流失した際に
49日間業務停止し、150億円の損失を被りました。
また、ベネッセでは訴訟にまで発展しています。
何度も言いますが「個人情報は【財産】」なのです。
もし、PTAで必要という理由で
学校に教職員の住所と家族構成の情報提供を求めても、絶対に渡さないでしょう。
それなのに、児童の情報はこんなに簡単に流出させる。
名簿が必要なら、PTAが作ればいいだけです。
学校が名簿をPTAに渡す必要性など1mmも無いのです。
「(情報の)取り扱いについては、細心の注意を払っていただく…」
私が見たPTAの情報管理は、鍵のない棚の中の
お菓子の空き缶にむき出しで入れられた名簿です。
それを、不特定多数の保護者が閲覧し
病歴や離婚歴、家族構成などをペラペラと言い散らかす
プライバシーのかけらもない光景です。
また、個人情報保護法が改訂され
この問題はイデオロギーではなく、法的な問題となりました。
明日、学校と協議する予定ですが
協議が決裂した場合は法廷闘争も辞さない考えです。