クレーマー バトル・ロワイヤル2
クレーム対応SEMI-FINA
「Mission:ボスクレーマーに対応せよ」
公立の小学校というのは
いわば地域の縮図です。
良い人もいれば悪い人もいます。
健康な人もいれば、病んでいる人もいます。
すべての親が善人ではないのも事実です。
520世帯1000人以上の保護者のいる本校も
それは例外ではありません。
ある日突然送り付けられた
支離滅裂な文章で書かれた
3000字はあろうかという意見書…
それが、ボスクレーマーXでした。
PTA部員の連絡網を、部長の許可なく勝手に利用して、
改編を誹謗中傷するメールを拡散しまくり
連絡網を私的利用しないように注意すると
文頭に記名し、自分のアドレスから送付しているにも関わらず
「私が送ったものではない!ネット怖い!」
と昼ドラも真っ青の演技でシラを切る…
このイタチごっこが何回か続き
最初は他の保護者と同じように、丁寧な対応を心がけていた私も
「このままでは埒が明かない。気の弱い人が犠牲になっている。
ここは毅然とした態度で対応しよう」
と執行部に提案しましたが
「子供が何をされるか分からない。怖いから嫌だ。
誰も相手にしないだろうから、放っておこう。」
と反対され、放置することになりました。
そして、この時の判断を
私は最後まで後悔することになります。
今まさに世界に吹き荒れる
「post-truth(脱・事実)」(嘘の情報に民衆が扇動される)
現象が、この小学校でも起こったのです…